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3シリーズMDO

ミックスド・ドメイン・オシロスコープ・データシート

ミックスド・ドメイン・オシロスコープ・データシート

主な性能仕様

  • 2または4チャンネルのアナログ入力機種
  • 周波数帯域:100MHz、200MHz、350MHz、500MHz、1GHz
  • 周波数帯域はアップグレード可能(最高1GHz)
  • 最高サンプル・レート:5GS/s
  • レコード長:10Mポイント(全チャンネル)
  • 最大波形取込レート:280,000波形/秒以上
  • 負荷容量:3.9pF、アナログ周波数帯域:250MHz、500MHz、または1GHzの受動電圧プローブが付属
  • スペクトラム・アナライザ
    • 周波数範囲:9kHz~1GHz(標準)または3GHz(オプション)
    • 超ワイド取込帯域:最高3GHz
  • 任意波形/ファンクション・ジェネレータ(オプション)
    • 13の事前定義された波形タイプ
    • 波形生成:最高50 MHz
    • 128kの任意のジェネレータ・レコード長
    • 250MS/sの任意のジェネレータ・サンプル・レート
  • デジタル・チャンネル(オプション)
    • 16 デジタル・チャンネル
    • レコード長:10Mポイント(全チャンネル)
    • 時間分解能:121.2ps
  • シリアル・バスのデコード、トリガー、検索(オプション)
    • I2C、SPI、RS-232/422/485/UART、USB 2.0、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、MIL-STD-1553、ARINC429、オーディオ標準用のシリアル・バス・サポート
  • デジタル・ボルトメータ/周波数カウンタ(製品登録により無料で提供)
    • 4桁のDC、AC RMS、およびDC+AC RMS電圧測定
    • 5桁の周波数測定

代表的なアプリケーション

  • 組込み設計/IoT

    3シリーズMDOは、業界で広く採用されているシリアル・バスをサポートしており、代表的なシリアル・バスを含む、ミックスド・シグナルの組込みシステムをシステム・レベルでデバッグすることで、問題をすばやく特定し、解決できます。

  • 電源設計

    豊富な電源用プローブを使用した、電源品質、スイッチング損失、高調波、リップル、変調、および安全動作領域(SOA)の自動測定により、信頼性と再現性に優れた電圧/電流/出力測定を低コストで実現できます。

  • 教育

    ベンチ上の複数の機器を管理するのは複雑な作業になりがちです。3シリーズMDOは、アナログ/デジタル/RF測定に加えて、シグナル・ソースの機能までが1台の小さな(5.9型、奥行:149mm)筐体に凝縮されています。多くの機能が統合されているため、電子工学のさまざまな原理を教える際や研究室での高度な実験で使用する際に便利です。すべての機能がアップグレードできるため、必要に応じて、あるいは予算に合わせて随時機能を追加することができます。

  • 製造テストとトラブルシューティング

    製造現場においては、サイズや設置面積に制限がある場合があります。3シリーズMDOは、複数の計測器が1台の小型パッケージに統合されているため、ラックまたはベンチの占有面積が最小に抑えられます。このように統合されていることで、製造テストやトラブルシューティングにおける、異なる複数の計測器の利用に伴うコストを削減できます。

  • サービス・インストールおよび保守

    適材適所に計測器を配置することが重要です。3シリーズMDOは、小型・軽量(5.3kg)でポータブルなパッケージでありながら、アナログ波形/デジタル・ロジック/スペクトラム解析の機能が統合されているため、限られたスペースを有効に活用したい場合にも最適です。

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次世代オシロスコープ

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3シリーズMDO4シリーズMSO5シリーズMSO6シリーズB MSO
周波数帯域最高1 GHz最高1.5GHz最高2 GHz最高10 GHz
垂直分解能8ビット12ビット12ビット12ビット
表示11.6型HD13.3型HD15.6型HD15.6型HD
入力TekVPIFlexChannel / TekVPIFlexChannel / TekVPIFlexChannel / TekVPI
拡張解析--コンプライアンス/ジッタ/Windows OSコンプライアンス/ジッタ/Windows OS

タスクに集中できる使いやすいユーザ・インタフェース

設定バー:主要パラメータと波形の管理

ディスプレイ下部の設定バーには、波形、オシロスコープの動作に関連する各種のパラメータが、"バッジ"として一列に表示されます。設定バーを使用すると、使用頻度の高い波形管理タスクにすばやくアクセスできます。以下のような操作は、シングル・タップで実行できます。

  • チャンネルをオンにする
  • 演算波形の追加
  • リファレンス波形の追加
  • バス波形の追加
  • 16デジタル・チャンネルMSOを有効にする
  • スペクトラム・アナライザを有効にする
  • 任意波形/ファンクション・ジェネレータ(AFG)を有効にする
  • 内蔵デジタル・ボルトメータ(DVM)を有効にする

結果バー:解析と測定

ディスプレイ右側の結果バーは、タップするだけで、カーソル、測定、サーチ、バス・デコード結果テーブルなど、使用頻度の高い解析ツールにすばやくアクセスできます。

カーソル/測定/サーチ結果バッジは、すべて結果バーに表示されるため、波形表示エリアを圧迫することはありません。波形表示エリアをさらに広くしたい場合には、結果バーを消すこともできます。もちろん、いつでも再表示できます。

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ディスプレイ上の目的のアイテムをダブルタップするだけで構成メニューが表示される。この例では、チャンネル・バッジがダブルタップされたので、チャンネル構成メニューが表示されている。メニューは、メニュー以外の場所をタップするだけで簡単に消去できる。

オシロスコープに最適化されたタッチ操作

タッチスクリーンを備えたオシロスコープは、今では決して珍しいものではありません。しかし、それらはすべて、後から付け足した機能に過ぎませんでした。3シリーズMDOは、静電容量方式のタッチスクリーンに対応した11.6型ディスプレイと、タッチ操作に最適化されたユーザ・インタフェースを備えています。

3シリーズMDOでは、スマホやタブレット、その他のタッチスクリーン対応デバイスでお馴染みのタッチ操作がサポートされています。

  • 波形を左右上下にドラッグすることで、水平/垂直位置の調整やパン/ズーム表示が可能
  • ピンチ操作により、水平または垂直方向のスケールの変更やズーム・イン/アウトが可能
  • 右側からスワイプ(結果バーを表示)または上側からスワイプ(ディスプレイの左上にメニューを表示)

操作性に優れた前面パネル操作部を使用して、馴染みのあるノブやボタンによる調整を行えるだけでなく、マウスやキーボードを使用することもできます。

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スマホやタブレットと同じ静電容量方式のタッチスクリーンを使用して操作が行える

強力な波形取込み/解析機能

3シリーズMDOは世界トップクラスのオシロスコープがベースとなっており、デバッグの効率化に役立つ多彩なツールが搭載されています。これらを使用することで、迅速に波形異常を発見して取込んだり、波形レコードの中から目的のイベントを探したり、イベントの特性やDUTの挙動を解析したりできます。

デジタル・フォスファ技術とFastAcq™高速波形取込み

設計上の問題をデバッグするためには、まず問題の存在を知る必要があります。異常をすばやく検出し、取込み、波形レコードからすばやくサーチし、デバイスの特性と動作を解析します。

デジタル・フォスファ技術により、デバイスの実際の動作をただちに確認できます。FastAcqでは、毎秒280,000波形以上という高速の波形取込レートにより、デジタル・システムでよく見られるラント・パルス、グリッチ、タイミング問題など、間欠的に発生する問題も非常に高い確率ですばやく観測することができます。

まれにしか発生しないイベントをはっきりと表示させるため、輝度階調表示を使用することで、通常の信号特性に対する、まれなトランジェントの発生頻度が確認できます。FastAcq取込みモードには4種類の波形パレットが用意されています。

  • 色温度パレット: 発生頻度の高いイベントを赤や黄色などの暖色で、発生頻度の低いイベントを青や緑などの寒色でグラデーション表示します。
  • スペクトル・パレット: 発生頻度の高いイベントを青などの寒色で、発生頻度の低いイベントを赤などの暖色でグラデーション表示します。
  • 通常パレット: デフォルトのチャンネル・カラー(チャンネル1は黄色、など)と輝度階調を組み合わせて使用し、発生頻度の高いイベントほど高輝度で表示します。
  • 反転パレット: デフォルトのチャンネル・カラーと輝度階調を組み合わせて使用し、発生頻度の低いイベントほど高輝度で表示します。

これらのカラー・パレットにより、そのイベントが頻繁に発生しているのか、まれにしか発生していないのかを判断することができます。

画面上での波形の残像時間は無限または可変パーシスタンスによって設定でき、波形異常の発生頻度を見極めるのに役立ちます。

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デジタル・フォスファ技術とFastAcqは、毎秒280,000波形を超える取込みレートとリアルタイム輝度階調表示を実現

トリガ

デバイスの障害を検出するのは、デバッグの第1段階です。次に、原因を特定するために、想定されるイベントを取込まなければなりません。3シリーズMDOでは、ラント、ロジック、パルス幅/グリッチ、セットアップ/ホールド時間違反、シリアル・パケット、パラレル・データなど、125通り以上のトリガの組み合わせが可能であり、目的のイベントを素早く特定することができます。また、レコード長は最大10Mポイントで、目的のイベントを数多く取込むことができます。数千というシリアル・パケットでも1回で取込むことができ、信号をズーム表示しても高い分解能が維持され、細部を詳しく観測することができます。

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125通り以上のトリガの組み合わせで目的のイベントを容易に捕捉可能

基本的な波形解析機能と自動測定

プロトタイプの性能がシミュレーション結果と一致していて、プロジェクトの設計目標を満たしていることを検証するためには、注意深く解析を行う必要があります。そこには、立上り時間やパルス幅のチェックといった単純なものから、電力損失の解析、システム・クロックの特性評価、ノイズ発生源の調査といった高度なものまで、さまざまな作業が伴います。

3シリーズMDOは、豊富な解析ツールを標準で備えています。

  • 波形/スクリーン・ベースのカーソル
  • 最大8種類の自動測定機能
  • 基本波形演算
  • 基本FFT解析
  • 数式エディタによる高度な波形演算

測定結果表には、測定結果に関する詳細な統計データが表示されます。

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周波数、p-p、正パルス数で自動測定を実行している。測定値とともに統計値も表示されている

ナビゲーション/サーチが容易

長いレコード長の波形から目的のイベントを探す場合、適切なサーチ・ツールがないと時間のかかる作業になります。今ではレコード長は数百万ポイントにもなり、目的のイベントを特定するためには数千画面をスクロールしなければなりません。

3シリーズMDOには、革新的なスクリーン・コントロールを備えた波形検索、操作ツールがあり、波形レコード内をすばやくパン、ズーム表示することができます。ディスプレイ上でピンチ/ズームといったジェスチャを使用するか、または汎用ノブを使用することで、長いレコードでも目的の領域を効率的に調査できます。

サーチ機能では、独自に定義した条件でロング・メモリ上のイベントを検索できます。条件に該当するすべてのイベントには検索マークが付き、ディスプレイのサーチ・バッジの戻る(←)、次へ(→)ボタンを押すことで、イベント箇所に簡単に移動することができます。サーチの種類には、エッジ、パルス幅、タイムアウト、ラント、ロジック、セットアップ/ホールド時間、立上り/立下り時間、パラレル/シリアル・バス・パケットのデータなどがあります。

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FastAcqを使用することで、デジタル・データ・ストリーム内のラント・パルスが明らかになり、より詳細な調査が可能になる。このケースでは、10Mポイントのアクイジションで3つのラント・パルスがサーチ/マークされている

機能豊富な拡張パワー解析(オプション)

長時間のバッテリ駆動が可能なデバイスや省電力タイプの製品需要が高まるにつれ、電源回路の設計エンジニアは、電源におけるスイッチング損失を抑えて電源効率を向上する必要性に迫られています。また、電源の出力レベル、電源出力品質、高調波の電源ラインへのフィードバックなどは、各国、地域の電源品質規格に適合しなければなりません。従来、オシロスコープを使用してこのようなパワー測定を行うことは、時間がかかり、手作業が多く、面倒な作業とされてきました。3シリーズMDOにオプションのパワー解析モジュールを追加すると、このような作業の効率、信頼性、確度を向上させ、電源品質、スイッチング損失、高調波、SOA、変調、リップル、スルー・レート(di/dt、dv/dt)をすばやく、正確に測定することができます。オシロスコープに完全統合されたパワー解析ツールを使用すると、ボタン1つでパワー解析を自動的に繰り返し実行することができます。また、30日間試用可能なオプションのパワー解析機能も提供されます。この無料試用期間は、電源を最初に投入した時点で自動的に開始されます。

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電源品質測定結果。パワー解析オプションにより、パワー回路のパラメータを簡単に、正確に測定可能

独自の内蔵スペクトラム・アナライザ

テクトロニクスのMDOシリーズは、ハードウェア・ベースの内蔵スペクトラム・アナライザを装備した唯一のオシロスコープです。3シリーズMDOでは、周波数範囲が9kHz~1GHzまたは3GHz(Opt. 3-SA3)のスペクトラム・アナライザを使用できるため、多くの商用ワイヤレス規格のスペクトラム解析が可能です。1GHzは全機種に標準搭載ですが、3GHzはオプションです。

迅速、正確なスペクトラム解析

スペクトラム・アナライザで標準のNコネクタ入力により、3シリーズMDOのディスプレイが全画面のスペクトラム・アナライザとなります。

中心周波数、スパン、基準レベル、分解能帯域幅といった主要なスペクトラム・パラメータはすべて、オンスクリーンのタッチ・コントロールを使用してすばやく、簡単に調整できます。

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3シリーズMDOの周波数ドメイン表示

効率的なマーカ

従来のスペクトラム・アナライザでは、マーカをオンにし、特定のピークすべてにマーカを付けることは、非常に面倒な作業でした。3シリーズMDOはピークに自動的にマーカを付け、それぞれのピークにおける周波数と振幅の両方を表示できるため、この作業がより効率的に行えます。ピークの定義は、ユーザによって設定することができます。

最も大きな振幅ピークには、赤いリファレンス・マーカが付きます。マーカのリードアウトは、絶対値とデルタ(Δ)で切り替えることができます。デルタ(Δ)を選択すると、各ピークのリードアウトは、リファレンス・マーカからの差分の周波数、振幅になります。

2つのカーソルを使用すると、スペクトラムのピークでない部分を測定することができます。カーソルをオンにすると、1つのマーカはリファレンス・マーカに付き、任意のスペクトラムからのデルタ測定が行えます。周波数と振幅以外にも、カーソルでは絶対値またはデルタを選択することでノイズ密度と位相ノイズのリードアウトも含まれます。"Reference Marker to Center"を選択すると、リファレンス・マーカの付いた周波数が中心周波数に移動します。

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自動ピーク・マーカにより、重要な情報が一目でわかる。この例では、設定したスレッショルド/範囲条件に合った5つの振幅ピークに自動的にマーカが付いている。また、それぞれのピークにおける周波数と振幅も表示される

スペクトログラム

3シリーズMDOにはスペクトログラム表示機能があり、ゆっくり変化するRF現象の観測に適しています。X軸は一般的なスペクトラム表示と同じように周波数になります。しかし、Y軸は時間を表し、振幅は色で表されます。

スペクトログラムのスライスは各スペクトラムで生成され、下側方向に順次貼り付けます。高さは1ピクセルになり、周波数における振幅のピクセルには色が割り当てられます。青や緑などの寒色は振幅が小さいことを、黄色や赤などの暖色は振幅が大きいことを示します。新しい取込みごとに、スペクトログラムの一番下に新しいスライスが追加され、上に行くにしたがって履歴は古くなります。取込みを停止すると、スペクトログラムを遡ってスクロールでき、個々のスペクトラム・スライスを観測することができます。

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スペクトログラム表示は、ゆっくり変化するRF現象の表示に適している。この例では、複数のピークが観測されている。ピークの周波数と振幅が時間とともに変化しており、その変化はスペクトログラム表示で容易に観測できる

超ワイド取込帯域

最新の無線通信は、最先端のデジタル変調やバースト出力による伝送技術を使用しており、時間とともに大きく変動します。このような変調では、非常に広い帯域幅を使用することがあります。従来の掃引タイプまたはステップ・タイプのスペクトラム・アナライザでは、このような信号のごく一部分しか一度に観測することができません。

一回に取込めるスペクトラムの量を、取込帯域と呼びます。従来のスペクトラム・アナライザは、所定のスパンで掃引またはステップすることで必要なスペクトラム・イメージを構築しています。このため、スペクトラム・アナライザがスペクトラムの一部分を取込んでいる間に、本当に取込みたいイベントがスペクトラムの別の部分で発生していることがあります。現在市場に出回っているほとんどのスペクトラム・アナライザの取込帯域は10MHzであり、高価なオプションを付けることで20MHz、40MHz、あるいは160MHzまで拡げられるものもあります。

最新のRFの帯域要件に対応するため、3シリーズMDOは3GHz以上の取込み帯域を実現しました。1回の取込みでスペクトラムが生成されるため、周波数ドメインで確実にイベントを観測できます。

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900MHzのZigbeeで受信されたものと、2.4GHzのBluetoothで送信されたバースト状の通信が、1回の取込みで表示された例

スペクトラム・トレース

3シリーズMDOのスペクトラム・アナライザには、ノーマル、アベレージ、MAXホールド、MINホールドという4種類の波形/表示機能があります。

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ノーマル、アベレージ、MAXホールド、MINホールドのスペクトラム表示例

RF測定

3シリーズMDOには、チャンネル・パワー、隣接チャンネル・パワー比(ACPR)、占有帯域幅(OBW)の3つの自動RF測定方法があります。いずれかの測定項目がオンになると、自動的にアベレージのスペクトラム波形になり、最適な測定になるように検波タイプもアベレージに設定されます。

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自動チャンネル・パワー測定

RFプロービング

一般的に、スペクトラム・アナライザへの信号入力は、ケーブル接続またはアンテナに限定されます。標準のNコネクタを使用する他に、3シリーズMDOのスペクトラム・アナライザでは、オプションのTPA-N-VPIアダプタを使用することで、50Ω TekVPIプローブも活用できます。これにより、ノイズ源の検出やプロービングした信号のスペクトラム解析を柔軟に行うことができます。

さらに、オプションのプリアンプを使用すると、低振幅の信号が観測できます。TPA-N-PRE型プリアンプは、9kHz~3GHzの周波数範囲で10dBのゲイン(公称値)をもたらします。

任意波形/ファンクション・ジェネレータ(オプション)

3シリーズMDOにオプションの任意波形/ファンクション・ジェネレータ(Opt. 3-AFG)を追加すると、センサ信号のシミュレーション信号を出力できるほか、信号にノイズを付加してマージン・テストを実行することもできます。

統合されたファンクション・ジェネレータは、最高50MHzの標準波形(サイン、方形、パルス、ランプ/三角、DC、ノイズ、sin(x)/x (Sinc)、ガウシアン、ローレンツ、指数立上り/立下り、ハーバサイン、Cardiac)を出力します。

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内蔵AFGの波形タイプの選択。

任意波形ジェネレータの128kポイント・レコードには、アナログ入力、保存済み内部ファイル、USBメモリ、外部PCから波形を取得して保存することができます。波形ファイルを3シリーズMDOシリーズの編集メモリに転送するには、USBまたはLANポート、USBメモリを経由し、オシロスコープのAFGから出力します。

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柔軟な設定が可能なAFG出力。このテスト・ケースでは、20%のノイズが正弦波に付加されました。

デジタル・チャンネル(オプション)

ロジック・アナライザ(Opt. 3-MSO)の16デジタル・チャンネルは、オシロスコープのユーザ・インタフェースに完全に統合されているため、操作が容易で、ミックスド・シグナルに関する問題を解決できます。

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3シリーズMDOでOpt. 3-MSOを使用すると、D/Aコンバータの両端でプローブすることで、アナログ信号とデジタル信号を同時に観測できる

カラーコードによるデジタル波形表示

デジタル波形はカラーコードで表示され、1は緑、0は青で表示します。このカラーコードはデジタル・チャンネル・モニタでも使用します。たとえば、信号の状態がハイ、ロー、遷移中によって色分けされるので、チャンネルのアクティビティが一目でわかり、ディスプレイに不要なデジタル波形を表示させる必要はありません。

複数のトランジションを検出するハードウェアを搭載しており、白いエッジでそれを表します。白エッジは、拡大表示するか、より高速なサンプル・レートで取込むことにより、より詳細な情報が得られることを意味します。ほとんどの場合、拡大表示することにより、その前の設定では見えなかったパルスが見えるようになります。可能な限り拡大してもまだ白いエッジが見える場合は、サンプル・レートを高速にすることで、詳しい情報が得られます。

デジタル波形をグループ化して、タッチスクリーンで波形ラベルを簡単に入力できます。デジタル波形を隣り合わせに配置するとグループが作成されます。

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デジタル波形はカラーコードによって表示され、デジタル波形を隣り合わせに配置してグループを作成すれば、グループ内のすべてのチャンネルをまとめてポジショニング可能

グループを作成すると、グループ内のすべてのチャンネルをまとめてポジショニングできます。各チャンネルを個別にポジショニングしなくても済むので、設定時間が大幅に短縮できます。

MagniVu™による高速取込み

3シリーズMDOのメイン・デジタル・アクイジション・モードでは、500MS/s(2ns分解能)で最大10Mポイントまで取込むことができます。メイン・モードの他に、3シリーズMDOにはMagniVuと呼ばれる超高分解能モードがあり、最高8.25GS/s(121.2ps分解能)で10,000ポイントを取込むことができます。メイン波形、MagniVu波形とも、すべてのトリガで同時に取込むことができ、取込み中、停止中であっても表示の切替えが可能です。MagniVuは、他の市販の同クラスのオシロスコープに比べて高いタイミング分解能であるため、デジタル波形における重要なタイミング測定を正確に行うことができます。

P6316型MSOプローブ

このユニークなプローブは、2つの8チャンネル・ポッドで構成されており、DUTへの接続が簡単に行えます。P6316型をスクエア・ピンに接続する場合は、2.54mm間隔の8×2スクエア・ピン・ヘッダを直接接続できます。付属のフライング・リードとグラバ・クリップを使うと、表面実装デバイスやテスト・ポイントにも接続できます。P6316型は高い入力インピーダンスを持ち、プローブ容量はわずか8pF、入力抵抗は101kΩです。

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P6316型デジタル・プローブには2組の8チャンネル・ポッドが付属しており、デバイスに簡単に接続できます。

シリアル・プロトコル・トリガ/解析(オプション)

シリアル・バスでは、1つの信号にアドレス、コントロール、データ、クロック情報が含まれているため、特定のイベントの分離が難しい場合があります。シリアル・バスのイベント/条件による自動トリガ、デコード、サーチ機能は、シリアル・バスの強力なデバッグ・ツールとなります。また、30日間試用可能なオプションのシリアル・プロトコルのトリガ/解析機能も提供されます。この無料試用期間は、電源を最初に投入した時点で自動的に開始されます。

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I2Cバスの特定のアドレスおよびデータのパケットにトリガした例。黄色の波形はクロック、青色の波形はデータ。バス波形は、スタート、アドレス、読み取り/書き込み、データ、ストップなど、デコードされたパケットの内容を表示

シリアル・トリガ

I2C、SPI、RS-232/422/485/UART、USB 2.0、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、MIL-STD-1553、ARINC429、I2S/LJ/RJ/TDMなど、代表的なシリアル・インタフェースにおいて、パケットの開始、特定のアドレス、特定のデータ内容、固有の識別子などのパケット内容でトリガをかけることができます。

バス表示

バスを構成するClock、Data、Chip Enableなどの個々の信号に沿ってわかりやすく表示でき、パケットの開始と終了、アドレス、データ、識別子、CRCなどのサブパケット・コンポーネントを容易に認識することができます。

バス・デコード

波形からクロック数を数えて各ビットが1か0かを判定したり、各ビットをまとめてHex表示したりすることも面倒な作業です。本機では、バスの各パケットを自動的にデコードし、Hex、バイナリ、10進(USB、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、MIL-STD-1553、ARINC-429のみ)、符号付10進(2S/LJ/RJ/TDMのみ)またはASCII(MIL-STD-1553、RS-232/422/485/UARTのみ)で表示することができます。

3シリーズMDOがサポートするシリアル・バス仕様
技術分野トリガ、デコード、検索型名
組み込みI2Cはい3-SREMBD
SPIはい3-SREMBD
コンピュータRS232/422/485、UARTはい3-SRCOMP
USBUSB LS、FS、HS○(LSおよびFSのみトリガ。HSデコードは1GHzの機種でのみサポート)3-SRUSB2
車載用CAN、CAN FDはい3-SRAUTO
LINはい3-SRAUTO
FlexRayはい3-SRAUTO
航空・宇宙MIL-STD-1553型、ARINC429型 はい3-SRAERO
オーディオI2Sはい3-SRAUDIO
LJ、RJはい3-SRAUDIO
TDMはい3-SRAUDIO

イベント・テーブル

デコードされたパケット・データがバス波形上で見えるだけでなく、取込んだすべてのパケットを、ソフトウェアのリストのように表形式で見ることができます。パケットにはタイムスタンプが付き、アドレス、データなど、コンポーネントごとにカラムとして連続にリスト表示されます。イベント・テーブル・データは.CSVフォーマットで保存できます。

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イベント・テーブル表示では、ロング・メモリに取込まれたすべてのCANパケットの識別子、DLC、データ、CRCが、トリガからの時間表示とともに表示される

検索(シリアル・トリガ)

シリアル・トリガは特定のイベントを検出するのに非常に便利な機能ですが、取込んだ波形全体に対して解析するこてはできません。従来は波形をマニュアルでスクロールし、ビットを数え変換して、イベントの原因を探しました。本製品では、シリアル・パケットの内容などを定義して、取込んだ後でもデータをオシロスコープで自動的に検索することができます。検出されたイベントには検索マークが付きます。スクリーンの(←)ボタンや(→)ボタンを押すだけで、マーク間をすばやく移動することができます。

デジタル・ボルトメータ(DVM)、周波数カウンタ(製品登録により無償で提供)

3シリーズMDOには、4桁のデジタル・ボルトメータ(DVM)と5桁の周波数カウンタも統合されています。オシロスコープ付属のプローブを使用して、任意のアナログ入力を電圧計の測定対象にすることができます。デジタル電圧計と周波数カウンタは、3シリーズMDOに標準搭載されており、製品を登録することで使用可能になります。

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DCの測定値が表示されている

3シリーズMDOプラットフォーム

大型、高解像度タッチ・ディスプレイ

3シリーズMDOは11.6型(295mm)のワイド・スクリーン、HDディスプレイ(1920 × 1080)を装備しているため、複雑な信号も細部まで観測できます。

拡張機能

3シリーズMDOは複数の外部接続ポートを経由して、ネットワーク接続、PCへの直接接続、または他のテスト機器に接続することができます。

  • 前面および後部パネルのUSBホスト・ポートにUSBマス・ストレージ・デバイスを装着することで、スクリーン・ショット、機器設定、波形データを容易に保存できます。USBキーボードまたはマウスをUSBホスト・ポートに接続し、文字入力やコントロールに使用することもできます。
  • 後部パネルにはUSBデバイス・ポートが装備されており、PCでオシロスコープをリモート制御することができます。
  • 後部パネルには10/100BASE-Tイーサネット・ポートがあり、計測器の制御、ネットワーク印刷に使用できます(LXI Core 2011にも対応)。
  • 後部パネルのHDMIポートから、画面を外部モニタまたはプロジェクタに映し出すことができます。

リモート接続で機器をコントロール

USBケーブルでPCと接続することにより、オシロスコープで取込んだデータ、測定値を簡単にPCに送ることができます。OpenChoice®デスクトップ、Microsoft Excel、Wordのツール・バーを使用すれば、Windows PCとのデータの受渡しも容易です。

OpenChoiceデスクトップを使用することで、USBまたはLAN経由でオシロスコープとPCを接続し、設定、波形、スクリーン・イメージを簡単に受け渡すことができます。

内蔵のe*Scope®機能を使用すると、標準Webブラウザを通じて、ネットワーク経由でオシロスコープを制御することもできます。オシロスコープのIPアドレスまたはネットワーク名を入力するだけで、ブラウザにWebページが表示されます。このWebページから、設定、波形、測定値、画面イメージを転送および保存したり、オシロスコープの設定をWebブラウザから直接変更することもできます。

小型・軽量

小型・軽量で持ち運びが容易であり、奥行わずか149mmであることから貴重なテスト・ベンチのスペースを有効に利用することができます。3シリーズMDOは、デバッグ作業に必要なすべての機能が1台の筐体に収められています。

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3シリーズMDOはコンパクトな筐体に必要なすべてのデバッグ機能が詰め込まれているため、貴重な作業スペースを占有しない

正確な高速プロービング

3シリーズMDOには標準で受動電圧プローブが付属しており、TekVPIプローブ・インタフェースを使用します。

付属の受動電圧プローブ

3シリーズMDOに付属の受動電圧プローブは、容量負荷がわずか3.9pFと業界最小レベルです。付属のTPPプローブはDUTに与える影響が極めて小さく、取込みや解析のための信号を高確度でオシロスコープに受け渡します。以下の表に、3シリーズMDOの型名と付属のTPPプローブを示します。

3シリーズ・モデル:MDO32型、MDO34型付属プローブ
100 MHz、200 MHzTPP0250型:250 MHz、10:1受動電圧プローブ。1つのアナログ・チャンネルにつき1本
350 MHz、500 MHzTPP0500B型:500 MHz、10:1受動電圧プローブ。1つのアナログ・チャンネルにつき1本
1 GHzTPP1000型:1GHz、10:1受動電圧プローブ。1つのアナログ・チャンネルにつき1本

TekVPIプローブ・インタフェース

TekVPIプローブ・インタフェースは、プローブの使い勝手を格段に向上しています。補正ボックスには、ステータス・インジケータ、操作ボタンおよびプローブ・メニュー・ボタンがあります。このプローブ・メニュー・ボタンを押すと、すべてのプローブ設定や操作メニューがオシロスコープ上にプローブ・メニューとして表示されます。TekVPIインタフェースは、外部電源の必要なしに電流プローブを直接接続することができます。さらにTekVPIプローブは、USB、GPIBあるいはLAN経由でリモート制御できますので、自動試験装置においても汎用性の高いソリューションが可能になります。また、内部電源から最高25Wの電力を前面パネルのコネクタに供給できます。

3SeriesMSO JA_48Z6153509
TekVPIプローブ・インタフェースにより、オシロスコープとプローブの接続が簡単

仕様

すべての仕様は、特に断りのないかぎり、保証値を示します。すべての仕様は、特に断りのないかぎり、すべての機種に適用されます。

モデル概要

MDO32型およびMDO34型
アナログ・チャンネル周波数帯域100 MHz100 MHz200 MHz200 MHz350 MHz350 MHz500 MHz500 MHz1 GHz1 GHz
アナログ・チャンネル数2424242424

立上り時間(代表値、計算値)

(10mV/div設定、入力終端50Ω)

3.5 ns3.5 ns2 ns2 ns1.14 ns1.14 ns800 ps800ps400ps400ps
サンプル・レート(1Ch)2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s5GS/s5GS/s
サンプル・レート(2Ch)2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s2.5GS/s5GS/s5GS/s
サンプル・レート(4Ch)-2.5GS/s-2.5GS/s-2.5GS/s-2.5GS/s-2.5GS/s
レコード長(ポイント、1Ch)10M10M10M10M10M10M10M10M10M10M
レコード長(ポイント、2Ch)10M10M10M10M10M10M10M10M10M10M
レコード長(ポイント、4Ch)-10M-10M-10M-10M-10M
デジタル・チャンネル数(Opt. 3-MSO)16161616161616161616
任意波形/ファンクション・ジェネレータ追加(Opt. 3-AFG)1111111111
スペクトラム・アナライザのチャンネル数1111111111
標準搭載のスペクトラム・アナライザの周波数レンジ9 KHz ~ 1 GHz9 KHz ~ 1 GHz9 KHz ~ 1 GHz9 KHz ~ 1 GHz9 KHz ~ 1 GHz9 KHz ~ 1 GHz9 KHz ~ 1 GHz9 KHz ~ 1 GHz9 KHz ~ 1 GHz9 KHz ~ 1 GHz
スペクトラム・アナライザの周波数範囲(Opt. 3-SA3)9 kHz~3 GHz9 kHz~3 GHz9 kHz~3 GHz9 kHz~3 GHz9 kHz~3 GHz9 kHz~3 GHz9 kHz~3 GHz9 kHz~3 GHz9 kHz~3 GHz9 kHz~3 GHz

オシロスコープ

垂直軸システム-アナログ部

ハードウェア帯域制限
350MHz以上の機種
20MHzまたは250MHz
100MHz、200MHzの機種
20 MHz
入力カップリング
AC、DC
入力インピーダンス
1MΩ ±1%、50Ω ±1%
入力感度
1MΩ
1 mV/div ~ 10 V/div
50 Ω
1 mV/div ~ 1 V/div
垂直分解能
8 ビット(ハイレゾでは 11 ビット)
最大入力電圧
1MΩ
300VRMS CAT II(ピーク電圧:±425V以下)
50 Ω
5VRMS(ピーク電圧:±20V以下)
DCゲイン確度
±1.5% (5 mV/div 以上、30 ℃ 超過分 1 ℃ につき 0.10% 低下)

±2.0% (2 mV/div、30 ℃ 超過分 1 ℃ につき 0.10% 低下)

±2.5% (1 mV/div、30 ℃ 超過分 1 ℃ につき 0.10% 低下)

±3.0%(可変ゲイン、30 ℃超過分1℃ につき0.10%低下)

チャンネル間アイソレーション(代表値)
100:1以上(100MHz以下)、30:1以上(100MHzを超えて定格周波数まで)、(任意の2ch、同じ垂直軸スケールにおいて)
ランダム・ノイズ、サンプル・アクイジション・モード、ターミネーション設定:50Ω、全帯域、代表値

詳細な保証仕様については、仕様および性能検査マニュアルを参照してください。

1mV/div 100mV/div 1V/div
1GHz- 1.98mV 17.07mV
500MHz- 1.54mV 13.47mV
350MHz- 1.7mV 12.7mV
200MHz111µV 1.6mV 15.19mV
100MHz98µV 1.38mV 15.87mV
オフセット・レンジ
V/div設定オフセット・レンジ
1MΩ入力50Ω入力
1 mV/div ~ 50 mV/div±1 V±1 V
50.5 mV/div ~ 99.5 mV/div±0.5 V±0.5 V
100 mV/div ~ 500 mV/div±10 V±10 V
505 mV/div ~ 995 mV/div±5 V±5 V
1 V/div ~ 10 V/div±100 V±5 V

水平軸システム - アナログ部

時間軸レンジ
1 GHzの機種
400ps/div~1,000s/div
500 MHz以下のモデル
1ns/div~1,000s/div
最高サンプル・レートでの最長記録時間(全/ハーフ・チャンネル)
1 GHzの機種
4/2ms
500 MHz以下のモデル
4/4 ms
遅延時間レンジ
-10 div~5000 s
チャンネル間デスキュー・レンジ
±125 ns
時間軸確度
1 ms以上の任意の間隔において±10 ppm

トリガ・システム

トリガ・モード
オート、ノーマル、シングル
トリガ・カップリング
DC、AC、HF除去(50KHz以上で減衰)、LF除去(50KHz以下で減衰)、ノイズ除去(感度を低下)
トリガ・ホールドオフ範囲
20ns~8s
トリガ感度(代表値)
エッジ・タイプ、DCカップリング
トリガ・ソース感度
任意のアナログ・チャンネル入力

1mV/div~4.98mV/div:DC~50MHzで0.75div、それ以降増加し、機器周波数帯域で1.3div

5mV/div以上:DC~50MHzで0.40div、それ以降増加し、定格周波数で1div

AUX IN(外部):2チャンネル機器でのみ使用できますDC~50MHzで200mV、それ以降増加し、200MHzで500mV
ライン固定値
トリガ・レベル・レンジ
任意の入力チャンネル
画面中心から ±8 div、垂直軸LF除去のトリガ・カップリングが選択されている場合は0Vから±8 div。
Aux In(外部)
±8 V
ライン
ライン・トリガ・レベルはACライン電圧の約50%に固定
トリガ周波数のリードアウト
トリガ可能なイベントの6桁の周波数リードアウトが表示
トリガ・タイプ
エッジ
任意のチャンネルの立上り、立下り、またはその両方。カップリングにはDC、AC、HF除去、LF除去、ノイズ除去がある
シーケンス(Bトリガ)
時間遅延トリガ:9.2 ns ~ 8 s。またはイベント遅延トリガ:1から4,000,000イベント。Eitherのエッジが選択されている場合、使用不可能
パルス幅
正または負のパルス幅との>、<、=、≠、または指定した時間範囲の内外でトリガ可能
タイムアウト
指定された時間(4ns~8s)、High、Low、あるいはHigh/Lowいずれかのままのイベントでトリガ
ラント
2つのスレッショルド・レベルのうち、1つ目のスレッショルドを横切り、2つ目のスレッショルドを横切ることなく、再び1つ目のスレッショルド・レベルを横切る場合にトリガ。
ロジック
任意の信号のロジック・パターンが「偽」になったり、指定した時間「真」の状態が続いた場合にトリガ。エッジを検出するためのクロックは、任意の入力信号が使用可能。すべてのアナログ、デジタルの入力チャンネルのパターン(AND、OR、NAND、NOR)は、High、LowまたはDon't Careとして定義
セットアップ/ホールド時間
1つまたは複数のアナログ/デジタル・チャンネルで、クロックとデータの間にセットアップ時間とホールド時間の違反がある場合にトリガ

セットアップとホールド・トリガ・タイプ説明
セットアップ時間レンジ-0.5 ns~1.024 ms
ホールド時間レンジ1.0 ns~1.024 ms
セットアップ + ホールド時間レンジ0.5 ns~2.048 ms

立上り/立下り時間
指定したパルス・エッジ・レートよりも速いまたは遅い場合にトリガ。スロープは立上り、立下り、またはそのいずれか、時間レンジは4.0ns~8sに設定可能
ビデオ
NTSC、PAL、およびSECAMビデオ信号の全ライン、奇数ライン、偶数ライン、または全フィールドでトリガ

480p/60、576p/50、720p/30、720p/50、720p/60、875i/60、1080i/50、1080i/60、1080p/24、1080p/24sF、1080p/25、1080p/30、1080p/⁠50、1080p/60

カスタムの2値または3値同期信号規格

パラレル(Opt. 3-MSOがインストールされている場合に使用可能)
パラレル・バスのデータ値でトリガ。パラレル・バスは1 ~ 20ビット(デジタル・チャンネルおよびアナログ・チャンネルから)。バイナリまたはHexをサポート

アクイジション・システム

アクイジション・モード
サンプル
サンプル値の取り込み
ピーク検出
最小1.5ns(1GHz機種)、2.0ns(500MHz機種)、3.0ns(350MHz機種)、5.0ns(200MHz機種)、7.0ns(100MHz機種)のグリッチを、すべての掃引速度で取込み可能
アベレージング
2~512回の波形の平均。
エンベロープ
複数回の波形取込みから、最小値と最大値の包絡線を表示することでピーク値を検出エンベロープの波形数は、1~2,000の間、および無限大に設定可能
ハイレゾ
リアルタイム・ボックスカー・アベレージングにより、ランダム・ノイズを低減して垂直軸分解能を向上
ロール
40ms/divより遅い掃引速度で、右から左に流れるように表示
FastAcq®
FastAcqを使用すると、1GHz機種では毎秒280,000回以上、100MHz~500MHz機種では235,000回以上の波形取込みが可能となり、急激に変動する信号の解析や発生頻度の低いイベントの取込みに大きな威力を発揮

波形測定

カーソル
波形およびスクリーン
自動測定(時間ドメイン)
30項目。一度に8項目まで表示可能。測定項目:測定項目:周波数、周期、遅延、立上り時間、立下り時間、正のデューティ・サイクル、負のデューティ・サイクル、正のパルス幅、負のパルス幅、バースト幅、位相、正のオーバシュート、負のオーバシュート、トータル・オーバシュート、P-P、振幅、ハイ、ロー、最大値、最小値、平均値、サイクル平均値、実効値、サイクル実効値、正のパルス・カウント、負のパルス・カウント、立上りエッジ・カウント、立下りエッジ・カウント、面積、サイクル面積
自動測定(周波数ドメイン)
3項目。一度に表示できるのは1項目。測定項目:チャンネル・パワー、隣接チャンネル・パワー比(ACPR)、占有帯域幅(OBW)
測定結果の統計値
平均値、最小値、最大値、標準偏差
リファレンス・レベル
自動測定で使用されるリファレンス・レベルは、%または単位でユーザ定義が可能
ゲーティング
画面上または波形上のカーソルを使用して、取込んだ波形の任意の部分を指定して測定することが可能

波形演算

演算
波形の加算、減算、乗算、除算。
演算関数
積分、微分、FFT
FFT
スペクトラム振幅、FFT垂直軸スケール:リニアRMS、またはdBV RMS FFT窓関数:方形波、ハミング、ハニング、ブラックマン・ハリス
スペクトラム演算
周波数ドメイン波形の加算または減算
拡張演算
波形、リファレンス波形、演算関数を含む拡張演算式を定義。複雑な式による演算が可能:FFT、積分、微分、ログ、指数、平方根、絶対値、サイン、コサイン、タンジェント、ラジアン、デグリー、スカラ、2つまでのユーザ定義の変数、および測定結果(周期、周波数、遅延、立上り時間、立下り時間、正のパルス幅、負のパルス幅、バースト幅、位相、正のデューティ・サイクル、負のデューティ・サイクル、正のオーバシュート、負のオーバシュート、オーバシュート合計、P-P、振幅、RMS、サイクルRMS、ハイ、ロー、最大値、最小値、平均値、サイクル平均値、面積、サイクル面積、トレンド・プロット)例:(Intg(Ch1-Mean(Ch1))×1.414×VAR1)

イベント時のアクション

イベント
なし、またはトリガ発生時
アクション
取込みの停止、波形のファイル保存、スクリーン・イメージの保存、AUX OUTパルスの出力、リモート・インタフェースSRQ
繰返し
1~1000000

パワー測定(オプション)

電源品質測定
実効電圧、クレスト・ファクタ電圧、周波数、実効電流、クレスト・ファクタ電流、有効電力、皮相電力、無効電力、力率、位相角
スイッチング損失測定
電力損失
Ton、Toff、導通、トータル
エネルギー損失
Ton、Toff、導通、トータル
高調波
THD-F、THD-R、RMS測定。高調波歪のグラフ表示とリスト表示IEC61000-3-2 Class AおよびMIL-STD-1399 Section 300Aに準拠したテスト
リップル測定
リップル電圧、リップル電流
変調解析
正のパルス幅、負のパルス幅、周期、周波数、正のデューティ・サイクル、負のデューティ・サイクルの変動をグラフ表示
安全動作領域
スイッチング・デバイスの安全動作領域測定のグラフ表示およびマスク・テスト。
dV/dtおよびdI/dt測定
スルー・レートのカーソル測定

スペクトラム・アナライザ

(すべての機種で標準1GHz、またはOpt. 3-SA3が選択可能)

取込み帯域
全モデル:1GHz(標準)または3GHz(オプション3-SA3)
スパン
全モデル:9kHz~1GHz(標準)または3GHz(オプション3-SA3)、1-2-5シーケンス
分解能帯域幅
20Hz~150MHz(1-2-3-5シーケンス)
基準レベル
-140dBm~+20dBm(5dBm刻み)
垂直軸スケール
1dB/div~20dB/div(1-2-5シーケンス)
垂直軸ポジション
-100div~+100div(表示単位:dB)
垂直軸単位
dBm、dBmV、dBμV、dBμW、dBmA、dBμA
表示平均ノイズ・レベル(DANL)
9 kHz ~ 50 kHz
-109dBm/Hz未満(-113dBm/Hz未満、代表値)
50 kHz~5 MHz
-126dBm/Hz未満(-130dBm/Hz未満、代表値)
5 MHz~2 GHz
-136dBm/Hz未満(-140dBm/Hz未満、代表値)
2 GHz~3 GHz
-126dBm/Hz未満(-130dBm/Hz未満、代表値)
TPA-N-PRE型プリアンプを装備した場合のDANL
プリアンプのモード:Auto(自動)、リファレンス・レベル:-40dB
9 kHz ~ 50 kHz
-117dBm/Hz未満(-121dBm/Hz未満、代表値)
50 kHz~5 MHz
-136dBm/Hz未満(-140dBm/Hz未満、代表値)
5 MHz ~ 2 GHz
-146dBm/Hz未満(-150dBm/Hz未満、代表値)
2 GHz~3 GHz
-136dBm/Hz未満(-140dBm/Hz未満、代表値)
スプリアス応答
2次高調波歪
100 MHz未満:-55dBc未満(-60dBc未満、代表値)
9 kHz ~ 100 MHz:-55 dBc未満
3次高調波歪
100 MHz未満:-53dBc未満(-58dBc未満、代表値)
9 kHz ~ 100 MHz:-55dBc未満(-60dBc未満、代表値)
2次相互変調歪
15 MHz未満:-55dBc未満(-60dBc未満、代表値)
9kHz~15MHz:-47dBc未満(-52dBc未満、代表値)
3次相互変調歪み
15 MHz未満:-55dBc未満(-60dBc未満、代表値)
9 kHz ~ 15 MHz:-55dBc未満(-60dBc未満、代表値)
残留スプリアス応答

-78dBm未満(-84dBm(代表値)、リファレンス・レベル: -15dBm以下、RF入力を50Ωで終端)

2.5GHzにおいて
-62dBm未満(-73dBm、代表値)
1.25 GHzにおいて
-76dBm(-82dBm未満、代表値)
オシロスコープ・チャンネルからスペクトラム・アナライザへのクロストーク
入力周波数800MHz以下において
リファレンス・レベルから-60dB未満(代表値)
入力周波数800MHz~2GHz:
リファレンス・レベルから-40 dB未満(代表値)
位相ノイズ(1GHz CW)
10 kHz
-81dBc/Hz未満、-85dBc/Hz未満(代表値)
100 kHz
-97dBc/Hz未満、-101dBc/Hz未満(代表値)
1 MHz
-118dBc/Hz未満、-122dBc/Hz未満(代表値)
レベル測定の不確かさ
リファレンス・レベルを10dBm~-15dBm、入力レベル・レンジをリファレンス・レベル~リファレンス・レベルの40dB下まで。不整合による誤差を除く。
18 ℃~28℃
9kHz~1.5GHz:±1dBm未満(±0.4dBm未満、代表値)
1.5kHz~2.5GHz:±1.3dBm未満(±0.6dBm未満、代表値)
2.5kHz~3GHz:±1.5dBm未満(±0.7dBm未満、代表値)
動作温度範囲外
±2.0dBm未満
TPA-N-PRE型プリアンプを装備した場合のレベル測定の不確かさ
プリアンプのモード:Auto(オート)。基準レベル:10dBm~-40dBm。入力レベルのレンジ:基準レベル~基準レベルの30dB下まで。不整合による誤差を除く。
18 °C~28 °C
プリアンプのいずれかの状態で±1.5dBm(標準)未満
動作温度範囲外
プリアンプのいずれかの状態で±2.3dBm未満
周波数測定確度
±(([リファレンス周波数誤差]×[マーカ周波数])+(スパン/750 + 2)) Hz、リファレンス周波数誤差=10ppm (10Hz / MHz)
最大動作入力レベル
平均連続パワー
+20dBm(0.1W)
非破壊最大DC電圧
±40V DC
非破壊最大パワー(CW)
+33dBm(2W)
非破壊最大パワー(パルス)
+45dBm(32W)(パルス幅:10μs未満、デューティ・サイクル:1%未満、リファレンス・レベル:+10dBm以上)
TPA-N-PRE型プリアンプを装備した場合の最大動作入力レベル
平均連続パワー
+20dBm(0.1W)
非破壊最大DC電圧
±20 V DC
非破壊最大パワー(CW)
+30dBm(1W)
非破壊最大パワー(パルス)
+45dBm(32W)(パルス幅:10μs未満、デューティ・サイクル:1%未満、+10dBm以上のリファレンス・レベル)
周波数ドメインの波形タイプ
ノーマル、アベレージ、MAXホールド、MINホールド
検出方式
+ピーク、-ピーク、アベレージ、サンプル
自動マーカ
ユーザ設定可能なスレッショルド値とエクスカージョン値をもとに1~11のピークを検出
マニュアル・マーカ
2 つのマニュアル・マーカによる周波数、振幅、ノイズ密度、位相ノイズ測定
マーカのリードアウト
絶対値またはデルタ値
FFT ウィンドウ
FFTウィンドウ帯域幅係数
カイザー2.23 
方形波0.89 
ハミング1.30 
ハニング1.44 
ブラックマンハリス1.90 
フラットトップ3.77 

任意波形/ファンクション・ジェネレータ

(Opt. 3-AFGが必要)

波形
サイン、方形、パルス、ランプ/三角、DC、ノイズ、Sin(x)/x (Sinc)、ガウシアン、ローレンツ、指数立上り、指数立下り、ハーバサイン、Cardiac、任意波形、AM/FM
正弦波
周波数レンジ
0.1 Hz~50 MHz
振幅レンジ
20mVp-p~5 Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~2.5 Vp-p(50Ω負荷)
振幅フラットネス(代表値)
1kHzの振幅に対して±0.5dB(振幅20mVp-p未満の場合±1.5dB)
全高調波歪み(代表値)
50Ωへ1%

振幅<50mV、および周波数>10MHzの場合は2%

振幅<20mV、および周波数>10MHzの場合は3%

スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR)(代表値)
-40dBc(振幅0.1V以上)、-30dBc(振幅0.1V未満)、50Ω負荷
方形波/パルス
周波数レンジ
0.1 Hz~25 MHz
振幅レンジ
20mVp-p~5 Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~2.5 Vp-p(50Ω負荷)
デューティ・サイクル
10%~90%または最小パルス(10ns)、どちらか長い方
デューティ・サイクル分解能
0.1%
最小パルス幅(代表値)
10 ns
立上り/立下り時間(代表値)
5ns(10%~90%)
パルス幅分解能
100ps
オーバシュート(代表値)
4%未満、100mVを超える信号ステップ
非対称性
±1% ±5ns、デューティ・サイクル50%のとき
ジッタ(タイム・インターバル・エラー、代表値)
500ps未満
ランプ/三角
周波数レンジ
0.1 Hz~500 kHz
振幅レンジ
20mVp-p~5 Vp-p (オープン回路)、10mVp-p~2.5 Vp-p(50Ω負荷)
シンメトリ
0%~100%
シンメトリの分解能
0.1%
DC
レベル・レンジ(代表値)
±2.5V(オープン回路)、±1.25V(50Ω負荷)
ランダム・ノイズ波形
振幅レンジ
20mVp-p~5Vp-p (Hi-Z終端)、10mVp-p~2.5Vp-p(50Ω終端)
振幅分解能
0%~100%、1%刻み
Sin(x)/x(Sinc)
周波数範囲(代表値)
0.1 Hz~2 MHz
振幅レンジ
20mVp-p~3.0 Vp-p(オープン回路)、10mVp-p~1.5 Vp-p(50Ω負荷)
ガウシアン
周波数範囲(代表値)
0.1 Hz~5 MHz
振幅レンジ
20mVp-p~2.5 Vp-p(オープン回路)、10mVp-p~1.25 Vp-p(50Ω負荷)
ローレンツ
周波数範囲(代表値)
0.1 Hz~5 MHz
振幅レンジ
20mVp-p~2.4Vp-p(オープン回路)、10mVp-p~1.2Vp-p(50Ω負荷)
指数立上り/立下り
周波数範囲(代表値)
0.1 Hz~5 MHz
振幅レンジ
20mVp-p~2.5 Vp-p(オープン回路)、10mVp-p~1.25 Vp-p(50Ω負荷)
ハーバサイン
周波数範囲(代表値)
0.1 Hz~5 MHz
振幅レンジ
20mVp-p~2.5 Vp-p(オープン回路)、10mVp-p~1.25 Vp-p(50Ω負荷)
心電図波形(代表値)
周波数レンジ
0.1 Hz~500 kHz
振幅レンジ
20mVp-p~5 Vp-p(オープン回路)、10mVp-p~2.5 Vp-p(50Ω負荷)
任意波形
メモリ容量
1~128k
振幅レンジ
20mVp-p~5 Vp-p(オープン回路)、10mVp-p~2.5 Vp-p(50Ω負荷)
繰返しレート
0.1 Hz~25 MHz
サンプル・レート
250 MS/s
周波数確度
サイン波およびランプ
130ppm(周波数:10kHz未満)

50ppm(周波数:10kHz以上)

方形波とパルス
130ppm(周波数:10kHz未満)

50ppm(周波数:10kHz以上)

分解能
0.1Hzまたは4桁、どちらか大きい方
信号振幅確度
±[(振幅設定の1.5%)+(DCオフセット設定の1.5%)+1mV ](周波数=1kHz)
DCオフセット
DCオフセット・レンジ
±2.5V(オープン回路)

±1.25V(50Ω終端)

DCオフセット分解能
±1mV(オープン回路)

500 uV into 50 Ω

DCオフセット確度
±[(絶対オフセット設定の1.5%)+1mV]。
環境温度25℃から10℃ごとに3mVの不確実性を加算
AM/FM変調の特性
搬送波
パルス、ノイズ、DC、カーディアックを除くすべての波形
内部変調波形
正弦波、方形波、三角波、ダウン・ランプ、アップ・ランプ、ノイズ
内部変調周波数
100 mHz~50 kHz
AMの変調度
0.0%~100.0%
最小FMピーク偏差
DC
最大FMピーク偏差
出力機能最大周波数偏差
ARB12.5 MHz
正弦波25 MHz
方形波12.5 MHz
ランプ波250 kHz
シンク1 MHz
その他2.5 MHz

ロジカル・アナライザ

(Opt. 3-MSOが必要)

垂直軸システム - デジタル部

入力チャンネル数
16デジタル(D15~D0)
しきい値
8チャンネルのセットごとのスレッショルド
スレッショルドの選択肢
TTL、CMOS、ECL、PECL、ユーザ定義
ユーザ定義のスレッショルド範囲
-15 V~+25 V
最大入力電圧
-20 V~+30 V
スレッショルド確度
±[130mV+スレッショルド設定の3%]
入力ダイナミック・レンジ
50 Vp-p (スレッショルド値設定に依存)
最小電圧スイング
500 mV
入力抵抗
101kΩ
プローブ負荷
8 pF
垂直分解能
1ビット

水平軸システム - デジタル部

最高サンプル・レート(メイン)
500MS/s(2ns分解能)
最大レコード長(メイン)
10 M
最高サンプル・レート(MagniVu)
8.25GS/s(121.2ps分解能)
最大レコード長(MagniVu)
トリガを中心に10kポイント
最小検出パルス幅(代表値)
2 ns
チャンネル間スキュー(代表値)
500ps
最大入力トグル・レート
250MHz(ロジック方形波として正確に再現できる正弦波の最高周波数。各チャンネルで短い延長リードを使用する必要があります。最小スイング振幅における最高周波数。振幅が高くなるとより高いトグル・レートが可能)

シリアル・プロトコル・アナライザ

I2C、SPI、RS-232/422/485/UART、USB 2.0、CAN、CAN FD(ISOおよび非ISO)、LIN、FlexRay、MIL-STD-1553、ARINC429、オーディオ・バスに対して、自動シリアル・トリガ/デコード/サーチが可能。

シリアル・バスをサポートした製品の詳細については、シリアル・トリガ/解析のデータ・シートを参照してください。

トリガ・タイプ
I2C(オプション)

10MbpsまでのI2Cバスのスタート、リピーテッド・スタート、ストップ、ミッシング・アクノレッジ、アドレス(7または10ビット)、データ、またはアドレスとデータでトリガ

SPI(オプション)
50.0MbpsまでのSPIバスのSSアクティブ、フレームの開始、MOSI、MISOまたはMOSIとMISOにトリガ
RS-232/422/485/UART(オプション)
10MbpsまでのTxのスタート・ビット、Rxのスタート・ビット、Txのパケットの最後、Rxのパケットの最後、Txのデータ、Rxのデータ、Txのパリティ・エラー、Rxのパリティ・エラーにトリガ
USB:ロースピード(オプション)
シンク、フレームの開始、リセット、サスペンド、レジューム、パケットの終了、トークン(アドレス)パケット、データ・パケット、ハンドシェイク・パケット、スペシャル・パケット、エラーにトリガ

トークン・パケット・トリガ-任意のトークン・タイプ、SOF、OUT、IN、SETUP。アドレスは任意のトークン、OUT、IN、SETUPトークン・タイプ。また、アドレスの条件(特定の値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能。SOFトークンのフレーム番号は、バイナリ、16進、符号なし10進、Don't Careデジットで指定可能

データ・パケット・トリガ-任意のデータ・タイプ、DATA0、DATA1。データの条件(特定の値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能

ハンドシェイク・パケット・トリガ-任意のハンドシェイク・タイプ、ACK、NAK、STALL

スペシャル・パケット・トリガ-任意のスペシャル・タイプ、リザーブ

エラー・トリガ-PIDチェック、CRC5またはCRC16、ビット・スタッフィング

USB:フルスピード(オプション)

シンク、リセット、サスペンド、レジューム、パケットの終了、トークン(アドレス)パケット、データ・パケット、ハンドシェイク・パケット、スペシャル・パケット、エラーにトリガ

トークン・パケット・トリガ-任意のトークン・タイプ、SOF、OUT、IN、SETUP。アドレスは任意のトークン、OUT、IN、SETUPトークン・タイプ。また、アドレスの条件(特定の値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能。SOFトークンのフレーム番号は、バイナリ、16進、符号なし10進、Don't Careデジットで指定可能

データ・パケット・トリガ-任意のデータ・タイプ、DATA0、DATA1。データの条件(特定の値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能

ハンドシェイク・パケット・トリガ-任意のハンドシェイク・タイプ、ACK、NAK、STALL

スペシャル・パケット・トリガ-任意のスペシャル・タイプ、PRE、リザーブ

エラー・トリガ-PIDチェック、CRC5またはCRC16、ビット・スタッフィング

CAN、CAN FD(オプション)

1MbpsまでのCAN信号および7MbpsまでのCAN FD(ISOおよび非ISO)信号上でフレームの開始、フレーム・タイプ(データ、リモート、エラー、オーバーロード)、識別子(標準または拡張)、データ、識別子とデータ、フレームの終了、Ackなし、またはビット・スタッフィング・エラーでトリガ。

また、特定のデータの条件(≦、<、=、>、≧、≠)、特定のデータ値でトリガ可能。ユーザ設定可能なサンプル・ポイントはデフォルトで50%に設定

LIN(オプション)
100Kbpsまで(LINの定義では20Kbps)のSYNC、ID、データ、IDとデータ、ウェイクアップ・フレーム、スリープ・フレーム、エラー(同期、パリティ、またはチェックサム・エラーなど)でトリガ
FlexRay(オプション)
10Mbpsまでのフレームの開始、フレーム・タイプ(ノーマル、ペイロード、ヌル、同期、スタートアップ)、ID、サイクル・カウント、ヘッダ・フィールドの完了、データ、IDとデータ、フレームの終了またはエラー(ヘッダCRC、トレーラCRC、ヌル・フレーム、同期フレーム、またはスタートアップ・フレーム・エラーなど)でトリガ
MIL-STD-1553(オプション)
シンク、ワード・タイプ(コマンド、ステータス、データ)、コマンド・ワード(RTアドレス、T/R、サブアドレス/モード、データ・ワード・カウント/モード・コード、パリティを個々に設定)、ステータス・ワード(RTアドレス、メッセージ・エラー、インスツルメンテーション、サービス・リクエスト・ビット、ブロードキャスト・コマンド・レシーブ、ビジー、サブシステム・フラッグ、ダイナミック・バス・コントロール・アクセプタンス(DBCA)、ターミナル・フラッグ、パリティを個々に設定)、データ・ワード(ユーザ定義の16ビット・データ値)、エラー(シンク、パリティ、マンチェスタ、不連続データ)、アイドル・タイム(最短時間は2μs~100μsから選択可能、最長時間は2μs~100μsから選択可能、最短以下、最長以上、範囲内、範囲外でトリガ)。RTアドレスの条件(特定の値との=、≠、<、>、≦、≧)または範囲の内外でトリガ可能
ARINC429(オプション)
ワードの開始/終了、ラベル、SDI、データ、ラベルとデータ、エラーの条件(任意、パリティ、ワード、ギャップ)でトリガ
I2S/LJ/RJ/TDM(オプション)
ワード・セレクト、フレーム・シンク、またはデータにトリガ。また、データの条件(特定のデータ値との≦、<、=、>、≧、≠)または範囲の内外でトリガ可能。I2S/LJ/RJの最高データ・レートは12.5Mbps。TDMの最大データ・レートは25Mbps

デジタル・ボルトメータ

(Webからの製品登録で無償)

ソース
Ch1、Ch2、Ch3、Ch4 
測定項目
ACrms、DCrms、AC+DCrms(読み値の単位はVまたはA)、周波数
分解能
電圧:4桁
周波数:5桁
周波数確度
±(10µHz/Hz+1カウント)
測定レート
100回/秒。測定値の表示の更新回数は4回/秒。
垂直軸設定のオートレンジ
垂直軸設定を自動調節して測定のダイナミック・レンジを最適化: 任意の非トリガ・ソースに使用可能
グラフィカル測定
最小値、最大値、現在値、直前の5秒間に測定された値のレンジを示すグラフィカル・インジケータ

一般性能

表示特性

ディスプレイ・タイプ
11.6インチ(295mm)TFT LCD(静電容量型タッチスクリーン)
ディスプレイ解像度
1920 × 1080(水平 × 垂直)HD
補間
Sin(x)/x
波形スタイル
ベクタ、ドット、可変パーシスタンス、無限パーシスタンス
FastAcq.パレット
色温度、スペクトラル、通常、反転
波形目盛
フル、グリッド、ソリッド、クロスヘア、フレーム、IRE、mV
フォーマット
YT、XY、XY/YT同時
波形取込レート
280,000波形/秒以上(1GHzモデル、FastAcqアクイジション・モードによる)

230,000波形/秒以上(100~500MHzモデル、FastAcqアクイジション・モードによる)

50,000波形/秒以上(全モデル、DPOアクイジション・モードによる)

入出力ポート

USB 2.0ハイスピード・ホスト・ポート
USBメモリ、キーボードをサポート。前面パネルに2ポート、後部パネルに1ポート。
USB 2.0デバイス・ポート
後部パネル・コネクタにより、USBTMCまたは(TEK-USB-488による)GPIB経由でオシロスコープのとの通信および制御が可能
印刷
ネットワーク・プリンタ、または電子メールの印刷が可能なプリンタへの出力。注:本製品には、OpenSSL Projectによって開発されたソフトウェアが含まれていますが、これはOpenSSL Toolkitで使用しますhttp://www.openssl.org/
LAN ポート
RJ-45コネクタ、10/100Base-Tをサポート
HDMIポート
19ピン、HDMIコネクタ
外部入力(代表値)
(2チャンネル・モデルのみで利用可能)
前面パネルのBNCコネクタ
入力インピーダンス、1MΩ
最大入力
300 VRMS CAT II(ピーク電圧:±425 V以下)
プローブ補正出力端子
前面パネルに出力ピン
振幅
0~2.5 V
周波数

1 kHz

Aux出力
後部パネルにBNCコネクタ

Vout(Hi):2.25 V以上のオープン回路、50Ωでグランドに対して1.0V以上

Vout(Lo):0.7V以下(負荷4mA以下)、50Ωでグランドに対して0.25V以下

オシロスコープがトリガした場合(内部の任意波形/ファンクション・ジェネレータのトリガ信号、または違反イベントをトリガした場合)のアクションとして、パルス信号の出力を設定可能

ケンジントン・ロック
後部パネルにケンジントン・ロック用のセキュリティ・スロットを装備

LXI(LAN eXtention for Instrumetation)

クラス
LXI Core 2011 
バージョン
バージョン1.4 

ソフトウェア

OpenChoice®デスクトップ
オシロスコープとWindows PCが、USBまたはLAN経由で高速かつ簡単に通信できます。設定、波形、測定値、および画面イメージの転送、保存が可能です。WordとExcelのツールバーを使用して、オシロスコープのアクイジション・データと画面イメージをWordとExcelに自動転送し、すばやくレポートを作成したり、さらに解析することができます。
IVIドライバ
LabVIEW、LabWindows/CVI、Microsoft .NET、およびMATLABなど、一般的なアプリケーション用の標準測定器プログラム・インタフェースを提供。
Webベースのe*Scope®インタフェース
標準Webブラウザを通じて、ネットワーク接続経由でオシロスコープの制御を可能にします。オシロスコープのIPアドレスまたはネットワーク名を入力するだけで、ブラウザにWebページが表示されます。このWebページから、設定、波形、測定値、画面イメージを転送および保存したり、オシロスコープの設定をWebブラウザから直接変更することもできます。
LXI Core 2011 Webインタフェース
ブラウザのアドレス・バーにオシロスコープのIPアドレスまたはネットワーク名を入力するだけで、標準のWebブラウザ経由でオシロスコープと接続できます。Webインタフェースで、機器のステータスと構成、ネットワーク設定のステータスと変更、e*Scope Webベースのリモート・コントロールを通じた機器の制御を行うことができます。すべてのWebのやり取りがLXI Core 2011仕様、バージョン1.4に準拠しています。

電源

電源電圧
100~240V ±10%
周波数
100~240Vで50~60Hz

115Vで400Hz±10%

消費電力
130 W(最大)

物理特性

寸法
高さ
252mm
370mm
奥行
148.6mm
質量
本体

MDO34 1GHz:5.31kg

MDO32 1GHz:5.26kg

梱包時
7.89kg
ラックマウント・タイプ
6U
冷却に必要なスペース
機器の(正面から見て)右側と後部に50.8mmの空間が必要です

EMC適合性および安全性

温度
動作時
-10 ℃~+55 ℃ (+14 °F ~ +131 °F)
非動作時
-40℃ ~ +71℃
湿度
動作時
40℃以下で相対湿度5%~90%(RH)
+40℃超、+55℃以下で相対湿度5%~60%(RH)、結露なし、最高湿球温度+39℃
非動作時
相対湿度5~90%(+40℃まで)
相対湿度5~60%(40℃~55℃)
+55℃超、+71℃以下で相対湿度5%~40%(RH)、結露なし、最高湿球温度+39℃
高度
動作時
3,000 m
非動作時
12,000m
規制
EMC(電磁適合性)
EC Council Directive 2004/108/EC
安全性
UL61010-1:2004、CAN/CSA-C22.2 No. 61010.1:2004、Low Voltage Directive 2006/95/ECおよびEN61010-1:2001、IEC 61010-1:2001、ANSI 61010-1-2004、ISA 82.02.01 
ランダム振動
非動作時:
2.46GRMS、5~500Hz、各軸に10分間、3軸(計30分)
動作時:
0.31GRMS、5~500Hz、各軸に10分間、3軸(計30分)
IEC60068 2-64およびMIL-PRF-28800 Class 3に準拠
衝撃
動作時:
50G、半正弦波、11msの持続時間、各軸/各方向に3回の衝撃(合計18回)
IEC 60068 2-27およびMIL-PRF-28800 Class 3に準拠
非動作時
50G、半正弦波、11msの持続時間、各軸/各方向に3回の衝撃(合計18回)
MIL-PRF-28800Fの要件以上
音響ノイズ放射
音響出力レベル
38dBA~40dBA(代表値。ISO 9296に準拠) 

ご注文の際は以下の型名をご使用ください。

以下のステップに従って、お客様の測定のニーズに合わせて、最適な機器とオプションを選択してください。

ステップ1:3シリーズMDOの基本モデルを選択

3シリーズMDOファミリ

MDO32
ミックスド・ドメイン・オシロスコープ(アナログ・チャンネル×2、補助トリガ入力×1、1GHzスペクトラム・アナライザ、スペクトラム・アナライザ入力×1、ロジック・アナライザ入力×1)
MDO34
ミックスド・ドメイン・オシロスコープ(アナログ・チャンネル×4、1GHzスペクトラム・アナライザ、スペクトラム・アナライザ入力×1、ロジック・アナライザ入力×1)

スタンダード・アクセサリ

プローブ

1 GHzの機種
TPP1000型(1GHz、10:1、3.9pF)。アナログ1Chにつき1本の受動電圧プローブ
350 MHz、500 MHzの機種
TPP0500B型(500MHz、10:1、3.9pF)。アナログ1Chにつき1本の受動電圧プローブ
100MHz、200MHzの機種
TPP0250型(250MHz、10:1、3.9pF)、アナログ1Chにつき1本の受動電圧プローブ
Opt. 3-MSOを追加した機種
P6316型16チャンネル・ロジック・プローブ(1本)およびアクセサリ

アクセサリ

071-3608-00
インストールおよび安全に関する取扱説明書(英語、日本語、簡体字中国語版)
016-2144-xx
アクセサリ・バッグ
-
電源ケーブル
-
OpenChoice®デスクトップ・ソフトウェア(www.tek.com/software/downloadsから入手可能)
-
計量標準総合センターへのトレーサビリティと、ISO9001品質システム登録を文書化した校正証明書

保証期間

3シリーズMDO本体と部品はすべて3年保証。付属プローブに関連する部品と技術料はすべて1年保証。

ステップ2:オプションを追加して3シリーズMDOを構成

機器オプション

3-AFG
任意波形/ファンクション・ジェネレータ、13種類の定義済み波形、任意波形の生成、および周波数/振幅変調
3-MSO
16デジタル・チャンネルを追加(P6316型デジタル・プローブとアクセサリ付き)
3-SA3
スペクトラム・アナライザの入力周波数レンジを9kHz~3GHz、取込帯域を3GHzに拡大
3-SEC
全ポートのオン/オフ制御とファームウェア更新をパスワードで保護し、機器のセキュリティを強化

帯域幅のオプション

現時点で必要な周波数帯域を、以下の周波数帯域オプションから選択してください。アップグレード・キットを購入することで、いつでもアップグレードできます。

3-BW-100
周波数帯域:100 MHz(アナログ・チャンネル)、1GHz(スペクトラム・アナライザ、標準)
3-BW-200
周波数帯域:200 MHz(アナログ・チャンネル)、1GHz(スペクトラム・アナライザ、標準)
3-BW-350
周波数帯域:350MHz(アナログ・チャンネル)、1GHz(スペクトラム・アナライザ、標準)
3-BW-500
周波数帯域:500 MHz(アナログ・チャンネル)、1GHz(スペクトラム・アナライザ、標準)
3-BW-1000
周波数帯域:1 GHz(アナログ・チャンネル)、1GHz(スペクトラム・アナライザ、標準)

電源ケーブルとプラグ

Opt.A0
北米仕様電源プラグ(115V、60Hz)
Opt.A1
ユニバーサル欧州仕様電源プラグ(220V、50Hz)
Opt.A2
イギリス仕様電源プラグ(240V、50Hz)
Opt.A3
オーストラリア仕様電源プラグ(240V、50Hz)
Opt.A5
スイス仕様電源プラグ(220V、50Hz)
Opt.A6
日本仕様電源プラグ(100V、50/60Hz)
Opt.A10
中国仕様電源プラグ(50Hz)
Opt.A11
インド仕様電源プラグ(50Hz)
Opt.A12
ブラジル仕様電源プラグ(60Hz)
Opt.A99
電源コードなし

多言語ユーザ・インタフェース/オンライン・ヘルプ

本機のユーザ・インタフェースは11ヶ国語に対応しています。

各製品のヘルプおよびWeb上のPDFフォーマットのファイルは、11ヶ国語に翻訳されています。

すべての製品は、Opt. L99を指定してご注文された場合(印刷マニュアルなし)を除き、インストールと安全確保に関するマニュアル(英語、日本語、または簡体字中国語版)付きで出荷されます。

Opt.L99
マニュアルなし

サービス・オプション

Opt.C3
3年間の校正サービス
Opt.C5
5 年間の校正サービス
Opt.D1
校正データ・レポート
Opt.D3
3年試験成績書(Opt.C3)
Opt.D5
5年試験成績書(Opt.C5)
Opt.R5
5年間の修理サービス(保証期間を含む)
Opt.T3
3年間のトータル保証サービス・プランでは、通常使用による損傷、事故による破損(ESDまたはEOSを含む)がすべて修理または交換の対象となるのに加えて、さらに予防的な保守も行われます。機器の返却によって発生するサービス中断期間は5日間で、カスタマ・サポートを優先的にご利用になれます。
Opt.T5
5年間のトータル保証サービス・プランでは、通常使用による損傷、事故による破損(ESDまたはEOSを含む)がすべて修理または交換の対象となるのに加えて、さらに予防的な保守も行われます。機器の返却によって発生するサービス中断期間は5日間で、カスタマ・サポートを優先的にご利用になれます。

プローブとアクセサリは、オシロスコープの保証およびサービスの対象外です。プローブとアクセサリの保証と校正については、それぞれのデータ・シートをご参照ください。

ステップ3:トリガおよび解析オプションの選択

シリアル・トリガ/解析オプション

3-BND
アプリケーション・バンドル(すべてのシリアル・オプションおよびパワー解析オプションを含む)
3-SRAERO
航空・宇宙通信用シリアル・トリガ/解析(MIL-STD-1553、ARINC429)
3-SRAUDIO
オーディオ・シリアル・トリガ/解析(I2S、LJ、RJ、TDM)
3-SRAUTO
車載用シリアル・トリガ/解析(CAN、CAN FD、LIN、FlexRay)
3-SRCOMP
コンピュータ・シリアル・トリガ/解析(RS-232/422/485/UART)
3-SREMBD
組込みシリアル・トリガ/解析(I2C、SPI)
3-SRUSB2
USBシリアル・トリガ/解析(USB2.0 LS、FS、HS)
3-PWR
パワー測定/解析機能

推奨アクセサリ

プローブ

当社は、お客様のアプリケーションに合った、数多くのプローブをご用意しています。プローブの詳細については、当社Webサイトjp.tektronix.com/probesを参照してください。

TPP0250
250 MHz、10:1受動プローブ(TekVPI®インタフェース)
TPP0500B
500MHz、10:1受動プローブ(TekVPI®インタフェース)
TPP0502
500MHz、2:1受動プローブ(TekVPI®インタフェース)
TPP0850
2.5kV、800MHz、50:1 TekVPI®受動高電圧プローブ
フラットトップ2(TPP1000)
1 GHz、10:1受動プローブ(TekVPI®インタフェース)
TDP0500
500 MHz TekVPI®差動電圧プローブ、差動入力電圧±42 V
TDP1000
1 GHz TekVPI®差動電圧プローブ、差動入力電圧±42 V
THDP0100
±6 kV、100 MHz TekVPI®高電圧差動プローブ
THDP0200
±1.5kV、200MHz TekVPI®高電圧差動プローブ
TMDP0200
±750 V、200MHz TekVPI®高電圧差動プローブ
P6247
1GHz差動アクティブFETプローブ(Level II TekProbe)
P5100A
2.5kV、100:1高電圧プローブ(Level II TekProbe)
TCP0020
20 A AC/DC TekVPI®電流プローブ、周波数帯域50 MHz
TCP0030A
30 A AC/DC TekVPI®電流プローブ、周波数帯域120 MHz
TCP0150
150A AC/DC TekVPI®電流プローブ、周波数帯域20MHz
A621
2,000A、AC電流プローブ(BNC)
A622
100A、AC/DC電流プローブ(BNC)
TCPA300
AC/DC電流プローブ、DC~100MHz(TCP305A型、TCP312A型、またはTCP303型プローブが必要)
TCPA400
AC/DC電流プローブ、DC~50MHz(TCP404XL型プローブが必要)
TCP303
15MHz AC/DC 150A電流プローブ(TCPA300型用)
TCP305A
50MHz AC/DC 50A電流プローブ(TCPA300型用)
TCP312A
100MHz AC/DC 30A電流プローブ(TCPA300型用)
TCP404XL
2 MHz AC/DC 500A電流プローブ(TCPA400型用)
ADA400A
100×、10×、1×、0.1×高ゲイン差動増幅器
P6316
16チャンネル・ロジック・プローブ
P6101B
15MHz、1X減衰受動プローブ

アクセサリ

TPA-N-PRE
プリアンプ、公称ゲイン12dB、9kHz~6GHz
TPA-N-VPI
N-TekVPI変換アダプタ
119-4146-00 
近接界プローブ・セット、100kHz~1GHz
119-6609-00 
フレキシブル・モノポール・アンテナ
077-1500-xx
サービス・マニュアル(Webからダウンロード可能。英語のみ)
TPA-BNC
TekVPI®-TekProbe™ BNC変換アダプタ
TEK-DPG
TekVPIデスキュー・パルス・ジェネレータ
067-1686-xx
パワー測定用デスキュー/校正フィクスチャ
TEK-USB-488 
GPIB-USB変換アダプタ
RM3
ラックマウント・キット
HC3
ハード・キャリング・ケース
SC3
ソフト・キャリング・ケース(前面保護カバー付き)
200-5480-xx
前面カバー

その他のRFプローブ

ご注文は、Beehive Electronics (http://beehive-electronics.com/probes.html)までご連絡ください。

101A
EMCプローブ・セット
150A
EMCプローブ増幅器
110A
プローブ・ケーブル
0309-0001 
SMAプローブ・アダプタ
0309-0006 
BNCプローブ・アダプタ

購入後の機器アップグレード

3シリーズMDO製品は購入後、様々な方法で機能を追加することができます。以下に、用意されているさまざまな製品アップグレードと、各製品のアップグレード方法を示します。

機能拡張オプション
3シリーズMDOは、以下のオプション製品を追加購入することで機能を拡張することができます。ソフトウェア・オプション・キー製品の購入時には、型名とシリアル番号が必要です。ソフトウェア・オプション・キーは、型名とシリアル番号の特定の組み合わせに対してのみ有効です。任意の機種を一度だけアップグレードできるソフトウェア・オプション・キーです。
SUP3 AFG
任意の3シリーズMDO製品に任意波形/ファンクション/ジェネレータを追加。
SUP3 MSO
16デジタル・チャンネルを追加、P6316型デジタル・プローブおよびアクセサリが付属。
SUP3 SA3
スペクトラム・アナライザの入力周波数レンジを9kHz~3GHz、取込帯域を3GHzに拡大。
SUP3 BND
アプリケーション・バンドル(すべてのシリアル・オプションおよびパワー解析オプションを含む)を追加。
SUP3 SRAERO
航空・宇宙通信用シリアル・トリガ/解析(MIL-STD-1553、ARINC429)を追加。
SUP3 SRAUDIO
オーディオ・シリアル・トリガ/解析(I2S、LJ、RJ、TDM)を追加。
SUP3 SRAUTO
車載用シリアル・トリガ/解析(CAN、CAN FD、LIN、FlexRay)を追加。
SUP3 SRCOMP
コンピュータ・シリアル・トリガ/解析(RS-232/422/485/UART)を追加。
SUP3 SREMBD
組込みシリアル・トリガ/解析(I2C、SPI)を追加。
SUP3 SRUSB2
USBシリアル・トリガ/解析(USB2.0 LS、FS、HS)を追加。
SUP3 PWR
パワー測定/解析機能を追加。
SUP3 T3
3年間のトータル保証サービス・プランでは、通常使用による損傷、事故による破損(EDSまたはEOSを含む)がすべて修理または交換の対象となるのに加えて、さらに予防的な保守も行われます。機器の返却によって発生するサービス中断期間は5日間で、カスタマ・サポートを優先的にご利用になれます。
SUP3 T5
5年間のトータル保証サービス・プランでは、通常使用による損傷、事故による破損(EDSまたはEOSを含む)がすべて修理または交換の対象となるのに加えて、さらに予防的な保守も行われます。機器の返却によって発生するサービス中断期間は5日間で、カスタマ・サポートを優先的にご利用になれます。
帯域アップグレード・オプション
3シリーズMDO製品は購入後、アップグレードにより帯域を拡張することができます。帯域のアップグレードは、現在の帯域と必要な帯域の組み合わせに基づいて購入してください。ソフトウェア・オプション・キー製品を購入できるかどうかは、特定の型名とシリアル番号の組み合わせにより異なります。500MHzまでの拡張であれば、お客様のサイトでアップグレードできます。1GHzへの拡張の場合は、当社サービス・センターでのアップグレードが必要です。
アップグレード対象アップグレード前の帯域アップグレード後の帯域発注型名
MDO32100 MHz200 MHzSUP3 BW1T22
100 MHz350 MHzSUP3 BW1T32
100 MHz500 MHzSUP3 BW1T52
100 MHz1 GHzSUP3 BW1T102
200 MHz350 MHzSUP3 BW2T32
200 MHz500 MHzSUP3 BW2T52
200 MHz1 GHzSUP3 BW2T102
350 MHz500 MHzSUP3 BW3T52
350 MHz1 GHzSUP3 BW3T102
500 MHz1 GHzSUP3 BW5T102
MDO34100 MHz200 MHzSUP3 BW1T24
100 MHz350 MHzSUP3 BW1T34
100 MHz500 MHzSUP3 BW1T54
100 MHz1 GHzSUP3 BW1T104
200 MHz350 MHzSUP3 BW2T34
200 MHz500 MHzSUP3 BW2T54
200 MHz1 GHzSUP3 BW2T104
350 MHz500 MHzSUP3 BW3T54
350 MHz1 GHzSUP3 BW3T104
500 MHz1 GHzSUP3 BW5T104