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TSP™：テスト機器のコマンド・セットとプログラミング言語
ケースレーのTSP対応計測器では次のことが可能です。
- PCと計測器間の通信とは独立した、ユーザが書き込んだスクリプトの実行
- 既存の機器コマンド・セットと一般的なプログラミング言語（C#やPythonなど）間の不足を埋めることによる、可読性と使いやすさの改善
- PCとの通信時間という点で間接費を削減
- PCを解析やデータの作業に集中させる
テスト機器を中心としたATEシステムを構築
複数の制御用PCや複雑な同期コードが不要になります。TSP-Link™を使用することで1つの計測器からシステム内の他の計測器を制御し、他のTSP対応計測器やTSP-Net™と通信して、ローカル・ネットワーク上の計測器を制御します。これにより得られる自動化されたテスト・システムは、よりスマートで高密度なものとなり、常に変化するテスト要件への適応性も高まります。
TSPの利点
内蔵スクリプトの実行
スクリプトを使用して、計測器を測定ソリューションに変えることができます。
- 計測器の制御コマンドとともに高いレベルのコードを活用。
- 計測器レベルで実行するTSPスクリプトで自動化を実現。
- PCからスクリプトの呼び出しを実行（または実行しない）。
TSPは、PCからの呼び出し一つでテストを実行したり、PCなしで計測器上で自動的にテストを実行したりできます。
直感的なコマンド・セット
直感的で理解しやすいコマンド・セットで開発期間を短縮します。
他の計測機器の制御コマンド・セットでは、機能や設定を表示するために略語が使用されています。この方法では、開発やメンテナンスにおいて問題が発生することが多くあります。TSPでは、人が理解しやすい高いレベルのコードの利点と軽い処理能力を組み合わせることで、コードの書き込みや維持がシンプルになります。
拡張可能なテスト・システム
複雑さを増すことなくテスト・システムを拡張します。
TSP-Link技術を利用することで並列テストを実現できます。
- 1つのネットワークで32台の計測器にまで拡張できる。
- TSP対応の計測器でテストを組み合わせたり管理したりできる。
- TSP-Netインタフェースを使用して、TSP対応の計測器からLAN対応の計測器を制御できる。
同期されたテスト・システム制御
通信間接費を発生させることなく、システムのスムーズな動作を維持します。
TSP-Linkは、高速トリガの同期と通信バスを提供すると同時に、独立して500 ns未満でメインとスレーブの計測器を同期します。高速を実現する柔軟でプログラム可能なトリガ・モデルと組み合わせ、外部デジタル回路を制御するためのデジタルI/Oポートを使用して、最高のパフォーマンスを確保しましょう。
TSPを実際にご覧ください
TSPを実際にご覧ください
- Test Script Execution with TSP™
- Coding in TSP™
- What is TSP-Net™?
- What Is TSP-Link™?
テスト・スクリプト・ビルダ
ケースレー・テスト・スクリプト・ビルダ（TSB）は、PC上でTSPを使用してスクリプトを作成するための、無償で利用できる統合開発環境（IDE）です。PCを計測器に直接接続して、書き込みを始めてください。追加のライブラリやパッケージは不要です。TSBインタフェースからスクリプトを実行するか、スクリプトを計測器に転送して、実行や他の制御コードへの統合を行ってください。
前面パネルからテストを自動化
ケースレーTouch Test Invent®（TTI）製品は、GUIをカスタマイズすることで特定のアプリケーションを自動化することができる、大型のタッチスクリーン・パネルを備えています。この計測器のディスプレイAPIには、テストに必要な設定のみに重点を追いた独自の計測器GUIを作成するために使用可能なTSPコマンドが表示されます。TSPのテスト自動化電源とGUIを組み合わせれば、前面パネルからすべてのテスト・ルーチンやデータ解析を実行できます。計測器上では、グラフ、表、またはユーザ作成ビューによる、テスト結果の視覚的フィードバックを直ちに得ることができます。
